[ruby-list:39415] Re: ruby の関数定義について

酒匂です。

マジメなお話にやや茶をいれる感じではありますが。。。
# しかも前半は ruby ではなく java 関連です。

At 01:06 04/03/22, 竹花　文士 wrote:
>　メイン処理の為のクラスを定義するのも気がついてはいましたが、どうも、メイン処
>理関数（または、「ルーチン」）をオブジェクトとして定義するというのに、ちょっと
>違和感を感じ、まだこの構成はしたことがありません。

Java でスタンドアローンなアプリケーションを作ると、
この違和感をタップリ味わえます :)。

例の static void main .. という奴ですね。

多くの Java の教科書のとっかかりで、
この static void main を呼ぶ形で HelloWorld を最初に作らせるのは、
少なくともオブジェクト指向的発想を学ばせることに対しては、極めて
有害だと思っています（半分冗談、半分本気です）。

その意味で、例えば BlueJ を使った教育などは、素直にオブジェクト
の世界に入っていけるような気がします。
http://www.bluej.org/


＊	＊	＊

最初の話題に戻って；

もしどうしても 'main' の中身を一つのソース内で先に読みたいということでしたら
るびきちさんのおっしゃるように

---------------------------------
def main(argv)
	...
	...
	いろいろ
	...
	...
end

def sub1
end

def sub2
end

main(ARGV)
---------------------------------

とするのが素直かもしれません。

でも最後の main(ARGV) がイヤですかね？
その場合は 最後の main(ARGV) は書かずに；

% ruby -rprogram -e "main(ARGV)" arg1 arg2 ...

というのはいかがでしょう。この書き方だとアプリケーションの
起動方法を色々選ぶこともできますね

% ruby -rprogram -e "Application.new(ARGV)" arg1 arg2 ...
% ruby -rprogram -e "Application.new(arg1, arg2)"
% ruby -rprogram -e "Application.new.start1"
% ruby -rprogram -e "Application.new.start2"

などなど。なお、お分かりのように C では
ruby で -e "main(ARGV)" と指定している部分が
-e "main(argc, argv, environment)" という形で「固定」されていて、
しかも勝手に呼ばれているわけです。