[ruby-dev:38192] Ruby1.9系のString#%の挙動について

むとうです。

String#%についてご相談させてください。
＃String#%のruby1.9での挙動についてさくさんからご指摘がありました。
（http://rubyforge.org/pipermail/gettext-users-ja/2009-March/000128.html）

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irb(main):003:0> 'lang is %{lang}' %{:name => 'Unknown'}
KeyError: key not found

ruby-gettextが提供しているString#%(ruby-1.8向け)は上記を許容しているため
エラーになりません。

元々、gettextで'lang is %{lang}'の部分が翻訳文字列として言語により差し
変わるようにしており、（日本語などの）言語によっては引数の値が不要
（＝省略したい）になるケースがあるからです。
＃なので、gettext的にはこのケースはKeyErrorを出さなくする工夫が
＃いずれにせよ必須です。

また、これは偶然の産物なのですが、実は片方だけを先に置換しておく、
という使い方が結構便利でして、最初のループでnameの部分だけ変換して
おいて、ループの中でlangだけぐるぐる回すみたいな使い方ができて、
高速化できたり、ちょっとだけコードをきれいにすることができるような
場合がある気がします。

msgid = '/usr/share/locale/%{lang}/LC_MESSAGES/%{name}.mo' % {:name => 'ruby'}
languages.each do |lang|
  msgid % {:lang => lang}
end

%sや%fだけの時には、引数が揃ってないと正しく動かない
というのはやむをえないと思いますが、%{...} %<...>の場合は引数が
揃ってなくてもKeyErrorを出さないようにする、というのはどうでしょうか。

もしよろしければ、ご検討いただければと思います。

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Masao Mutoh <[e-mail]>