[ruby-list:23649] Re: rescue-ensure behavior diff between 1.4 and 1.5

On Sun, 2 Jul 2000 04:03:30 +0900,
"Kikutani, Makoto" <[e-mail]> wrote:

> > そうです。1.5 では NameError とか SyntaxError のような
> > 「スクリプトが間違ってないと起こらないエラー」は
> > ScriptError (not is a StandardError)にまとめられて、
> > クラス省略の rescue では捕らえられなくなりました。
> 
> なるほど。ありがとうございます。

つごうよく、あおきさんが答えてくださったのでついでに聞いてしまおう。

もともとこの質問の原因は、curではSMTP鯖が死んでるときはrescueされて、
書いてたメッセージをpostponeしたりできるんですが、1.5ではエラーですぐ
シェルのプロンプトに戻ってしまう。調べると、

/usr/local/lib/ruby/1.5/net/protocol.rb:200:in `do_finish': 
undefined method `quit' for nil (NameError)
        from /usr/local/lib/ruby/1.5/net/protocol.rb:177:in `finish'
        from test-sendmail.rb:35

がrescueされてない。これは smtp = SMTPSession.new で作ったオブジェクト
を smtp.finish しようとしたときに出るものです。
つまり構造としては

begin
  smtp = SMTPSession.new

  begin
    smtp.start
  rescue
    ....
  end

ensure
  begin
    smtp.finish
  rescue
    ....
  end
end

みたいなかんじ。SMTP鯖が死んでるときは smtp.start で Exception が出ます。
いずれにせよ、このときはfinishする必要はないわけで、下のようにするべき
なんでしょうね。
もともとは rescue に引数を付けずに、なんでも救済したがる悪い
コーディングが原因か。

begin
  smtp = SMTPSession.new

  begin
    smtp.start
  rescue
    smtp = nil
    ....
  end

ensure
  smtp.finish if smtp
end


-- 
人生を背負い投げ

菊谷 誠(Kikutani Makoto)  [e-mail] or [e-mail]