[ruby-list:45968] Re: 改変・バイナリ配布時のライセンスについて
From:
Dai MIKURUBE <dmikurube@...>
Date:
2009-04-15 08:47:12 UTC
List:
ruby-list #45968
まつもとさん、 みくるべです。 なるほど、ありがとうございます。 A. http://www.ruby-lang.org/ で配布されている Ruby 1.9.1-p0 の 処理系のソースコードを一部流用、もしくは一部改変して そのコンパイルしたバイナリのみを配布もしくは商用に販売する場合は、 以下を満足する必要がある、...と理解すれば大丈夫でしょうか? - 配布、もしくは販売時のライセンスとして GPL を選択しない。 (↑バイナリのみ配布することから必然的にこうなる) - そのため、配布・販売するバイナリには GPL に従う部分をリンクしない。 - "COPYING" に従う。 (COPYING 中に書かれている GPL については選択しないことを別途明記?) - "LEGAL" に書かれているファイルについては記載に従う。 - すべての実行可能ファイルのファイル名を変更する。 - 変更「前」の処理系のソースコードの入手法を、 そのバイナリを入手した人に明示する。 * 変更点の明示についてリストしていませんが、 この点は、下記のように英語と日本語で一致していないように読めます。 > |B. COPYING と COPYING.ja が必ずしも一致しないように感じるのですが、 > |常に COPYING が優先されるのでしょうか? > > そうですね。重大な不一致はないと信じたいですが。 伺った「2-(c) 変更点の明示」についてですが、 1.9.1-p0 付属の英語版 (COPYING) では、 > c) give non-standard binaries non-standard names, with > instructions on where to get the original software distribution. となっており (← 3-(c) と同じ記述) 同バージョン日本語版 (COPYING.ja) の > (c) 変更点を明示したうえ,ソフトウェアの名前を変更する. > そのソフトウェアを配布する時には変更前の本プログラ > ムも同時に配布する.または変更前の本プログラムのソー > スの入手法を明示する. と異なり、英語版では変更点の明示について特に記載がないように読めます。 ちなみに Web 上の en/LICENSE.txt では、 > c) rename any non-standard executables so the names do not conflict > with standard executables, which must also be provided. となっており binaries <=> executable などとなっていますが、 やはり変更点の記述に関しては記載されていません。 # Web の方ではオリジナルの入手についても言及がないように見えます。 # which must also be provided? -- Dai MIKURUBE dmikurube@acm.org