[ruby-list:38334] Re: 理解の進め方:シュールな世界

From: Nakamura Akifumi <BXQ04723@...>
Date: 2003-09-01 18:26:35 UTC
List: ruby-list #38334
お世話になっております。 A.中村です。

On Mon, 1 Sep 2003 14:46:47 +0900
Takayasu HISANO様 taka@nemoto.ecei.tohoku.ac.jp wrote:

> 召喚者(プログラマ)は召喚札を使って
> いろいろな仕事をしてくれる存在(式紙とか?)を召喚するんです。

ちなみに、仕事をしなくても、
ただそこに居てくれるだけ(^^;で構わないから召還する、
ということも有ります。

いや、冗談ではなく、以前ここのMLで、
「ただただ、何かが”(プログラム上で)他とは違う唯一のものだ”
という事を表すだけの印が欲しいんだが、何が良いだろうか?
たとえば整数なら、どの値をその「唯一の」ものだとするか?を
いちいち管理しないとならないので、あまり嬉しくないし…」
とかいう相談をしたところ、

	a=Object.new

という答えを頂いて、膝を打ったもんだったのでした。
オブジェクトを「存在させる」こと自体が正に
同一性を使って唯一性を表現できるわけですね。

キミは何もしなくてもキミなのさ。

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あと、「仕事」で思い出したけど、

或るオブジェクトの存在そのものを参照するのと、
そのオブジェクトにそれこそ仕事(メソッド)をさせるのとは、
別というか、二段構えになってますよね、大抵は。

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ところで、そっちの分野には疎いんですが、
複数の人(?)が同時に同一の式紙を
召還できるものなんでしょうか?

排他占有(?)モデルって、世間で好まれますよねえ。
ちょっと話は飛ぶけど、コンピュータウイルスで
「コンピュータが」または「ソフトが」壊される、
という表現を、よく物語で見聞きしますが、
あれもコンピュータを箱モデルで理解(誤解!)した結果なんじゃないかな。

実際にはソフトは大抵、参照先をキャッシュ(^^;することで
成り立ってる(し、それを旨く動かすためにソフトはReadOnlyにしとく)
んだけどなあ。やられるのは(大抵)いつだってデータ。

> もともとがシュールな世界なので、不都合があったら
> 「そういう世界です」で押し切るという力技が使えます。

ぉーぃ…(^^;



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