[ruby-list:38327] 箱モデルの有用性 (was Re: 箱モデルの有害性)

From: "NAKAMURA, Hiroshi" <nakahiro@...>
Date: 2003-09-01 05:03:33 UTC
List: ruby-list #38327
なひです。

> From: "Yukihiro Matsumoto" <matz@ruby-lang.org>
> Sent: Monday, September 01, 2003 1:34 AM

> さて、とはいえ、Webページと違って、実際に書いてしまった本の
> 内容を更新するわけにはいかないので、たけさんの著作については
> これで良いとして、

実際にその著作が「良い」か否かは、このMLで判断しても
あまり面白いことにはならないと思います。実際に
「あの説明でわかり易かった」という方がいらっしゃったのですから、
たけさんの著作は今のごとくあるべきだったのだと思います。

同じこと言ってるんですけど、「書いてしまった」
「更新するわけにいかない」「これで良いとして」から、
否定的なニュアンスを感じたので、肯定的なニュアンスで
書いてみました。

>                   今後別の機会にRubyの変数について解説する機
> 会があったとしたら、どのように説明する方が良いのか、という話
> をしたいのです。

これはみんな合意していると思います。たけさんも。

> 箱モデルで名札モデルの代わりになることに疑問を持つ人はいない
> と思います。結局(実装では)ポインタで表現されているのですし。
> しかし、そのメリットは私にはよくわかんないです。
> 
> 「実は箱モデルにはこういうメリットがある」とか「こういう前提
> 条件なら箱モデルの方が良い」とか「箱モデルより、名札モデルよ
> り、こんなモデルの方が良い」とかあれば聞いてみたいです。

箱モデルが名前モデルより優れている点としては、形があるために
思い浮かべ易い、という点があると思います。同じ観点から、
名札は名前よりよさそうですね。

説明のためのメタファの使い方、一旦作ったものを壊す説明方法など
については、教育心理学に詳しくなく、またデータも取っていないなひには
言えることはほとんどないのですが、まずは思い浮かべ易いモデルを導入し、
ある程度まで連れていってから本質を見せる方法は、効果的な方法の
ひとつである可能性は充分高いと感じます。

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