[ruby-dev:26269] Re: IO.select dumps core

In article <[e-mail]>,
  [e-mail] writes:

> あまりFD_SETSIZEを避ける必要もないとは思いますが。

ふむ。

[ruby-dev:26264] では避けるようにしていただいたので説得の必要はなくなっ
たのですが、もう少し考えてみました。

どうも私は howmany で求めたサイズは fd_set がビット列であるということ
を仮定していることが気になっているようです。つまり、fd_set がビット列
でなく、たとえば Windows みたいな構造だと、sizeof(fd_set) は
howmany(FD_SETSIZE, NFDBITS) よりもずっと大きくなる可能性が有って、変
なことが起こるのではなかろうか、というわけです。

もちろん Windows では howmany はつかわないようになっているわけですし、
また、ビット列でなければ NFDBITS はないはずだといわれればそれはそうか
もしれないと思います。また、実際にそういう変なことが起こる環境を知って
いるかといわれれば知らないので、現時点では実際の問題は示せないんですが。

> どちらかといえば、[ruby-core:05088]のようにselect()がソケットし
> か扱えない環境では、ソケット以外を別扱いにするコードを含めたほ
> うがいいのかも知れません。

ふむ。

>> poll にすれば救える環境って存在するのかなぁ?
>
> SysVベース?

これはデフォルトの FD_SETSIZE よりも多くの fd は select が扱えないが、
poll なら扱えるという環境があるか、という疑問なんですが、さて。

調べてみると... http://vce.ce-lab.net/docs/linuxtune-en.html によれば
Linux 2.2 の select はカーネルの中で FD_SETSIZE を使っていてその制約が
あったそうです。もしかしたら、そういうシステムでは poll を使うと
FD_SETSIZE 以上の fd を救えるのかもしれません。

まぁ、効率の点では poll はよくない場合もあるという話があるようですし、
poll に挑戦するのは実際に poll で救えるケースがわかってからで遅くはな
いとは思いますが。
http://www.purplet.demon.co.uk/linux/select/pollprob.html

In article <[e-mail]>,
  [e-mail] writes:

> +    int m = howmany(n + 1, NFDBITS) * NFDBITS;
> +    int o = howmany(fds->maxfd, NFDBITS) * NFDBITS;

> +    int size = howmany(max, NFDBITS) * NFDBITS;

この 3つで NFDBITS を乗じていますが、そうじゃなくて sizeof(fd_mask) だ
と思います。

あと、rb_io_wait_readable の

       rb_ensure(wait_readable, (VALUE)&rfds,
                 (VALUE (*)_((VALUE)))rb_fd_zero, (VALUE)&rfds);

の rb_fd_zero は rb_fd_term でしょうか?

rb_io_wait_writable も同様です。
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[田中 哲][たなか あきら][Tanaka Akira]