From: Makoto Kishimoto Date: 2012-02-10T16:45:57+09:00 Subject: [ruby-dev:45228] [Backport93 - Backport #5429] 64ビットなFreeBSDのioctlでビット31が1なリクエストの時の不具合 Issue #5429 has been updated by Makoto Kishimoto. とりあえず今気づきましたというACKだけ。 特に何か「これは困る」というものではないので、 1.9.3へのバックポートは、なしで、私はかまいません。 trunkで問題が起きないことを確認すればいいんですよね? (さて問題のスクリプトはハードディスクのどこだっけ……) ---------------------------------------- Backport #5429: 64ビットなFreeBSDのioctlでビット31が1なリクエストの時の不具合 https://bugs.ruby-lang.org/issues/5429 Author: Makoto Kishimoto Status: Assigned Priority: Normal Assignee: Makoto Kishimoto Category: Target version: 64ビットなFreeBSD 8において、ioctl(2)のプロトタイプ宣言は以下のように なっていて、 int ioctl(int d, unsigned long request, ...); ビット31(32ビットであればMSB)が1なリクエストでも、上位ビットがゼロ拡張 された64ビット値を期待しています。 それに対しrubyのtrunkではIO#ioctlの引数の値の範囲は符号付き32ビットに なっていて、最終的にio.cのnogvl_io_cntlに、intを引数としたioctlの 呼び出しがあり、ビット31が1なリクエストは符号拡張されて、ioctlを呼ぶことに なり、 その結果システムメッセージに、(SNDCTL_DSP_SPEED の例) WARNING pid 82043 (initial thread): ioctl sign-extension ioctl ffffffffc0045002 というようなウォーニングが出ます(一応目的の動作はしている)。 回避する修正は (unsigned) とキャストを入れればいいように思うのですが、 他のプラットフォームでの問題や、IO#ioctlの受け入れるべき引数の値の範囲の 問題などがあるので、とりあえずチケットのみ登録します。 -- http://bugs.ruby-lang.org/