From: Masayoshi Takahashi Date: 2004-07-05T05:14:17+09:00 Subject: [ruby-list:39820] [ANN] 日本Rubyの会設立準備会MLのご案内 高橋征義です。 以前より非公式には各所で話をしてきましたが、この度、 「日本Rubyの会」という団体を立ち上げようと考えています。 この会は、基本的には、Rubyそのものを開発している方々や Rubyのアプリケーションやライブラリなどを開発している方々を 支援・応援するための団体です。 よく使われる言葉では「ユーザ会」が一番近いかと思うのですが、 「ユーザ会」と言ってしまうと「開発者/ユーザ」という区分を 暗黙に導入しているような気がして、あまり気が進まなかった こともあり、このような名前にしています。 実際、「Rubyのユーザ」とは多くの場合、Rubyという プログラミング言語でソフトウェア開発(たとえそれが数行の スクリプトであっても)を行っている開発者とも言えますし、 あまり「ユーザ」という言葉を強調することもないでしょう。 今までRubyのコミュニティと言えば、このMLなどがその役割を 担っていたと思います(実際、少なくともRubyそのものの開発の ためにはそれで事足りているくらい、非常に強力かつ優秀な コミュニティであると思います)。 しかしながら、たとえばLL Weekendのようなイベントを開催する にあたり、イベント主催者がRuby関係者にも声をかけようと思った として、そのためにだけにわざわざruby-listに登録する、というのも ちょっと面倒です。現状ではwebmaster@ruby-lang.orgにメールを するのが無難なところのようですが、www.ruby-lang.orgにしても 誰がどのように管理しているのか、Webサイトを見ただけではよく わからなかったりするのが現状です。 # そういえば、www.ruby-lang.orgのメニューには「このサイトに # ついて」がないんですよね……。ちょっとこれも後で相談させて # ください>関係者の方々 また、イベント以外にも、オンラインドキュメントの整備や保守 といったところで、人的リソースがうまく活用されていなかった 面があったかと思います。そのような状態も、うまく変えていければ と思っています。 もっとも、今ある仕組みを大きく変える、ということは考えていません。 デザインパターンで言えばあくまでFacadeパターンのように、 今まで行われてきた各所の連携は妨げることはなく、それまで 何も接点がなかった方に対して便利な窓口になれば、という感じです。 Mediatorパターンみたいに内外の接点を一手に握ってしまうような形に なることは望んでいませんし、望んだとしても無理・無謀でしょう。 # ↑デザインパターンを知らない人にはあんまり通じなさそうな # 説明ではありますが……。 とはいえ、細かいことはまだ決まっていないことばかりです。 そこで、会そのものの設立に先立ち、日本Rubyの会準備会ML というMLを作りました。上記のような会の設立に興味を持たれて、 積極的に関与していきたいと考えておられる方は、 To: ruby-no-kai at ml.fdiary.net Cc: maki at rubycolor.org とTo:とCc:に書いて(「at」は「@」に置換し、その前後の空白は削除 してください)、お名前と参加にあたってのコメントを書いてメールして ください。自動的にMLに登録されます。 正式に発足した際にはまた改めてご報告したいと思っています。 どうぞよろしくお願いいたします。 高橋征義 (TAKAHASHI Masayoshi) E-mail: maki@rubycolor.org