[ruby-list:32139] Re: call by name

In article <[e-mail]>,
  Shugo Maeda <[e-mail]> writes:

> > Haskellはぜんぜん知らないのですが、Algolのcall by nameみたいなも
> > のでしょうか。

わたしもそんなに知っているわけではないですが、昔、全然違うじゃないかと
思った時には、scope の違い - lexical scope かどうか - が気にくわなかっ
た気がします。たぶん、Algol の call by name の例として Ruby の
iterator みたいな例しか知らないので、lexical scope だとその例を実現で
きないのが気にくわなかった理由な気がします。

今から考えると、scope の違いを無視して、引数評価のタイミングだけを考え
ればマクロも Algol の call by name も Haskell 的な call by name も同じ
ようなものなのかも知れません。

> ・call by nameの変種(?)にcall by needというものがある。
> ・call by needの方は、同じサンクが二度呼び出された場合、二度目は実
>   際に計算を行う代りに前の計算結果を返す。
> ・lazy evaluationはcall by needのことである。
> 
> のように読めますけど、この理解は正しいでしょうか?

いいんじゃないでしょうか。ただ、どこまで普遍的な定義はよくわかりません。

> それで、田中さんがおっしゃる流儀というのは、
> 
> ・Cのマクロみたいに展開してしまう流儀
> ・引数の参照を、サンクの呼び出しに変換する流儀
> 
> の二つのことでしょうか?

自分の中で正確に分類できているわけではないので、あいまいにしか答えられ
ないのですが、そのような感じです。
-- 
[田中 哲][たなか あきら][Tanaka Akira]
「ふえろ! わかめちゃん作戦です$(C⊇」(Little Worker, 桂遊生丸)