From: matz@... (Yukihiro Matsumoto) Date: 2001-06-16T01:42:44+09:00 Subject: [ruby-list:30263] Re: 物権/債権( re :ライセンス) まつもと ゆきひろです In message "[ruby-list:30255] Re: 物権/債権( re :ライセンス)" on 01/06/15, Tacos writes: |1.GNUの目的たるコピーレフト思想(←これも曖昧な概念ですけど) |2.GNUがとる手段としての「従わないやつは著作権上の権利を行使してつか |わせないぞー」and/or「許諾契約違反なやつは債務不履行で訴えるぞー」という |好戦的な(?)思想 /* で、この思想(or威力)の背後には、このスレッドの |テーマたる「著作権の物権的な効力」があるわけです */ | |でもって、2.の部分は明らかにBSDにはないものですので、「手段レベルの |思想」で既に方向が違っちゃっているのです。 ここまでは異論はありません。しかし、 |それにもかかわらず、compatible だとしているのは、BSDコミュニティに対 |する(平和的共存のための)政治的配慮だと(Tacos個人は)思います。 っていうのは、なんか穿ちすぎのような。少なくとも適切な表現に は聞こえません。 FSFとしても自分のやり方に賛成していない(かつ、自分の著作権に よる強制の及ばない)人になにかを押しつけるつもりはないでしょ う。ただ、邪魔をしてもらっては困るので、GPLの邪魔になるライ センスについては、非コンパチと宣言するのだと思います。 で、FSFがどう思っているかは、私にはあんまり関係なくて、「政 治的配慮(笑)」により、GPLを邪魔しない程度で、かつ最低限の自 己防衛を行いたいということだけが望みです。 が、そもそも「BSD的ライセンスは政治的宣言に過ぎない」という 尾崎さんの言葉を信じるなら、「じゃあ要らないや」というのは私 の正直な心情です。 matz.