From: Shugo Maeda Date: 2008-10-25T22:36:04+09:00 Subject: [ruby-dev:36927] Ruby国際標準の草案作成 NaClの前田です。 IPA(情報処理推進機構)で「Rubyの国際標準化に関する調査の請負契約」に係る 公募が行われていましたが、NaCl(ネットワーク応用通信研究所)が採択されま したので、お知らせします。 http://www.ipa.go.jp/software/open/ossc/2008/ruby/koubo.html 調査の主な作業は、Rubyの国際標準の草案作成です。 IPAはオープンソースソフトウェアの開発を支援しており、Rubyにも興味を持っ てくださっています。Rubyの利用は世界中で急速に進んでいますが、公式にド キュメント化された言語仕様がないことが、一部の領域(とりわけ公的な機関) ではRuby導入の妨げとなる場合があります。このため、今回の公募が行われま した。 NaClは、1997年以来、Rubyの開発を支援して来ました。しかし、Rubyはこれま でも、そしてこれからもずっとまつもとさん個人のプロジェクトであり、NaCl はその所有権を主張したり、言語をコントロールするようなつもりはありませ ん。NaClとしては、これまで通りのコミュニティ主導の開発が、Rubyにとって 一番よいと考えています。そのため、今回の草案作成作業は、実装から言語仕 様を抽出し、淡々とドキュメント化する方針で進めたいと思っています。また、 Rubyには堅苦しい言語になって欲しくありませんので、(後に国際標準となるべ き)今回作成する草案がRubyの自由な開発の妨げとなることがないように配慮し たいと思っています。 プロジェクトはまだ始まったばかりで、色々と準備を進めているところですが、 近いうちにより詳細な情報をお知らせしたいと思います。 -- Shugo Maeda