From: Tanaka Akira Date: 2005-01-12T13:15:58+09:00 Subject: [ruby-dev:25466] Re: 1.8 warn nonblocking IO#read and add IO#readpartial In article <20050111.051422.02303521.maki@rubycolor.org>, Masayoshi Takahashi writes: >> 「決定的じゃなくても非互換な仕様は導入しない」という方針にはならないん >> でしょうか。 > > 非互換な仕様は全く絶対一切導入しない、というのは難しいにせよ、 > > * 仕様に問題があった場合 > * セキュリティ上問題があった場合 > * 明らかに一貫性に欠ける挙動を示す場合 > * その他そのままでは大きな問題がある場合 > > 以外は同系列で後方互換性を損うような仕様変更を行わない方針には > ならないんでしょうか。 トップダウンな方針策定を求めているように感じられるのですが、えぇと、な んというか、しばらく前の出来事を思い出させるものがあります。もうちょっ とボトムアップに、現在の開発プロセスを変えないような形のほうが無理がな いんじゃないかと思います。 思うに、開発者は後方互換性を損なうとは思っていないんじゃないでしょうか。 少なくとも私は開発者として、後方互換性を損なうと思ったものは 1.8 には 適用しませんし、損なわないと思ったものは 1.8 に適用することがあります。 しかし、私が損なわないと思っても、他の人がそう思うとはかぎらないわけで す。例えば、私が警告の追加なら後方互換性を損なわないだろうと思ったとし ても、それは困るという立場もあるわけです。 そういう立場の違いをすりあわせて具体的な方針といえるものにするには、個々 の変更に関して各自の判断基準で問題があると思われるものをひとつひとつ議 論してコンセンサスをつくっていくしかないんじゃないでしょうか。 安定版において後方互換性を損うことはしないという総論には反対のしようも ありませんが、各論でいえばそう単純にはいかないと思います。たとえば、 [ruby-list:40520] のパッチは 1.8 にも入って挙動が変わったので非互換で あるともいえますが、これが後方互換性を損うかどうかは私にはよくわかりま せん。私としてはコミットしたひとの判断を信用しようと思うので、反対しよ うとは思いませんが。 もちろん個々の変更に関して議論するのは手間がかかりますが、その手間をか ける人がひとりもいないのであれば、それはもうしょうがないんじゃないかと 思います。 -- [田中 哲][たなか あきら][Tanaka Akira]